アーバンライナー

久しぶりに昔のブログを読んだら、あまりに自由で怠惰だった生活を思い出して、泣きたくなるほど羨ましくなった。ブログを書く時は大体雨が降っていたことに気が付き、少し笑った。今は近鉄に乗りながら名古屋駅を目指している。空はまさに秋晴れとしか言い…

それでも町は廻っている

前回の記事から随分間が空いてしまった。気が付けばもう三月になり―私はいつも気が付くとかなりの月日を跨ぎがちだ―おそらく学生のうちに書く記事はこれが最後になるだろう。社会人になってからも記事を書けるだけの暇や、そもそも書くことがあるかどうか分…

広瀬香美

一昨日無事に自動車学校を卒業した。前回の記事から考えればめざましい進歩である。最も、それだけ書く期間が空いてしまったということの裏返しでもあるけれど。先月までも時間はすごいスピードで過ぎていったように感じたけれど、十二月に入ってからのスピ…

焼魚

気が付けば十一月になっていた。たしか先月も気が付いたら十月になっていた気がする。つい先日まで似合わないハーレークインの仮装をした女の子がそこら中に溢れていたのに(私は恋人のいない22歳大学生アルバイトの仮装をした)、今では電飾をまとった巨大…

森永

気が付けば十月になっていた。あまり順調とは言えない就職活動に嫌気がさし、文字にすればどこか気持ちが安らぐかもしれないと一縷の希望を託して書き始めた(始めたというより衝動に近い)このブログも、気が付けばこれで十五個目の文章となる。一月に提出…

Pretty Woman

このブログを読んでいる人には悪いけれど―毎回読んでいる人がいるとは思えないので実際のところ悪いとはあまり思っていないけれど―今回も喫茶店の話を書こうと思う。私の毎日は大学と家と喫茶店の往復で終わってしまうので、他に書くことなんか無いからだ。…

大学生

あまり一日に立て続けて文章を書くのは好きではないけれど、文章というのは書きたい時に書けるだけ書くのが良いというのを経験則で知っているので、再びキイボードの前に座っている。以前最寄りの西友で、お菓子の冷ケースの中に豆腐のパックが放り込まれて…

オタク

気持ち悪いオタクであることを急遽思い出したので、知人と新海誠の新作「君の名は。」を見てきた。劇場内はオタクよりも中高生やカップルの比率が高いように見受けられ、若干の居心地の悪さを感じつつも、新海誠もここまで認知されたのだなあと感慨深くなっ…

妥協

飲み会について、以前にもここで文章を書いた記憶がある。今回も全く同じ友人二人と、いつもと同じように仙台駅前に集合し、ふらふらと歩き、今回は駅から歩いて割とすぐの大衆居酒屋に入ることにした。古い映画のポスターやレコードのジャケットが店中に貼…

電話

外では依然として雨が降り続いていた。さっき少し小ぶりになったと思ったのに、今はまた激しくコンクリートを打ち付ける音が店内にまで聞こえてくる。雨が強くなる前に喫茶店を見つけてよかったと、私は窓の外でトラックが激しく水しぶきを上げて走るのを眺…

別れ

約2週間ぶりに勾当台公園駅に降り立った。かつての職場―平たくいうとスナック―から先月分の給料を受け取るためである。勾当台公園駅から歩いて数分のところに、県内(というか東北)一の歓楽街である国分町がある。かつての職場は国分町と書かれたアーケードを…

挽く

22年間でいくつかのアルバイトを経験してきた。公文式の採点に始まり、引っ越し業者(十日でやめた)、古着屋店員(お洒落な人が来るような店ではなく、おばさんが引き出しの奥から何十年ぶりに引っぱり出してきた洋服をゴミ袋に大量に詰め込んで持ち込んでくる…

続き

新浦安の朝は暑かった。7時には既に太陽の光と熱が部屋の中で圧倒的な存在感を放っていた。私は普段見ることのないめざましテレビと、部屋の主である友人が化粧をし、髪を整え、服を着替える様子を代わりばんこに眺めていた。私が夜歯ぎしりをしなかったかど…

日記

福島の道路は濡れていて、道行く人の半分は傘をさし、もう半分はささずに歩いていた。雲は梅雨らしく厚くたちこめて、私は傘を持たなかったことをほんの少し後悔した。 新幹線の良い所は、当たり前だけどとにかく速いことだ。椅子に座ってじっとしているだけ…

ルーティン

世間一般の飲み会がどうなのかは知らないけれど、私が友人と飲む時のほとんどはどこで何時間飲むのかは最初は決まっていない。とりあえず集合し(仙台駅前であることが多い)、ふらふらと歩き(たいてい西口のアーケードだ)、それなりの店に入り、それなりに飲…

慣れ

慣れとは恐ろしいものだ。数日前に気付いた違和感が、いつの間にか日常として馴染んでしまう。違和感の原因を突き止める前に、本能で感覚を違和感の方へ合わせてしまう。慣れとは感覚における一種の麻痺状態なのかもしれない。夏風邪をこじらせて声が出なく…

美容院

美容院は苦手だった。苦痛と言ったほうが適切かもしれない。とにかく、美容師というのは明るくお喋りな人がほとんどで(中には苦手なのを無理して頑張っている人もいるのかもしれないがそういう性格の人はわざわざこの職業は選ばないと思う)、私のような陰…

才能

たった一つだけ私には才能がある。どんなにつまらないアニメでも視聴し続けるという才能である。俗に言われるアニメを「切る」という行為をあまりしない。これはひとえに兄の教育の賜物であると言えるであろう。いち早く私の才能に気が付いた兄によるエリー…

就職活動

就職活動をしてから、足の指が醜くなった。具体的に言うと、靴ずれによる傷が絶えず、左足の親指の爪が鬱血している。多分パンプスが足に合っていないのだと思う。22歳になってもいまだにローファーを愛用しており、5センチとはいえヒールのある革靴で長距離…